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審美歯科 / ガミースマイル治療

上唇粘膜切除術のデメリットを
歯科医師が包み隠さず解説

ガミースマイル治療として注目される上唇粘膜切除術(LIP)。治療前に必ず知っておきたいリスク・注意点を、後戻り・ダウンタイム・傷跡など5項目に整理して詳しく解説します。

😁 ガミースマイル改善 ⚠ 後戻りリスクあり ⏱ 手術時間30〜60分 💊 局所麻酔で対応 📋 ダウンタイム約2週間
上唇粘膜切除術は、ガミースマイル(笑った際に歯茎が目立つ状態)の改善に有効な外科的処置です。しかし、メリットだけでなくデメリットやリスクをしっかり理解してから治療を決断することが重要です。このページでは、デメリットを5項目に整理して詳しく解説します。

上唇粘膜切除術とはどんな治療?

上唇粘膜切除術(LIP:Lip repositioning)は、上唇の裏側(口腔内)にある粘膜を帯状に切除し、縫合することで上唇の動く範囲を制限する外科処置です。

笑ったときや話したときに上唇が過剰に引き上げられ、歯茎が多く見えてしまう「ガミースマイル」を改善します。特に上唇挙筋群(上唇と小鼻を引き上げる筋肉)が過度に発達している方に適応となる治療法です。

手術時間は約30〜60分、局所麻酔で行われるため入院の必要はなく、傷口は口の内側のため外から見えません。1〜2回の通院で治療が完了するのが一般的です。

どんな方が適応になる?

💪

上唇挙筋が発達している方

笑うと上唇が3mm以上引き上げられ、歯根元が一定以上露出してしまう場合

😁

筋肉性ガミースマイルの方

骨格や歯の問題ではなく、唇の動きに原因があるガミースマイルに最も効果的

🦷

矯正を希望しない方

歯列矯正やセラミック治療ではなく、唇の動きを直接制限したい場合

⏱️

通院回数を少なくしたい方

最短2〜3回の通院で完了するため、忙しい方にも選ばれる治療法

デメリット・リスク 一覧

上唇粘膜切除術の主なデメリットは以下の5つです。それぞれの程度と期間を確認してから、治療を検討してください。

デメリット内容程度期間
① 術後の痛み・腫れ術後数日間は腫れ・疼痛が生じる中程度3日〜1週間
② ダウンタイム人前での仕事・外出を避けるべき期間がある中程度約2週間
③ 後戻りのリスク筋肉の再発達により徐々に戻る可能性要注意長期的
④ 傷口・瘢痕うっすらと傷跡や違和感が残る場合がある軽度数ヶ月
⑤ 引きつり感・運動制限一時的に唇が引きつった感覚になる中程度1〜2週間

上唇粘膜切除術のデメリット5つを詳しく解説

① 術後に痛みや腫れが出やすい

上唇粘膜切除術はメスを使用する外科的処置のため、術後に一定の炎症反応が起きるのは自然なことです。腫れのピークは術後24〜48時間ほどで、その後徐々に改善していきます。疼痛(痛み)についても同様で、処方される鎮痛剤の内服で対応できる程度です。

術後の腫れが完全に引くまでは3日〜1週間程度かかるのが一般的です。人によっては内出血が生じることもありますが、2〜3週間程度で消退します。

💡 対処法 処方された鎮痛剤を指示通り服用し、術後は刺激物(辛いもの・熱いもの)を避けてください。腫れが気になる間は人前での仕事や大切な予定を避けることをおすすめします。

② ダウンタイムがある(目安:約2週間)

上唇粘膜切除術後は、縫合部位が安定するまでの期間(ダウンタイム)が必要です。術後1週間程度は創部が裂けないよう(哆開予防)、口唇の激しい動きを制限する必要があります。

抜糸は術後1〜2週間後に行い、それをもって治療が完了となります。腫れが目立つ初めの数日〜1週間は、接客業やお顔の映る仕事・大切なイベントがある場合は事前にスケジュール調整をすることが望ましいです。

💡 対処法 治療のタイミングは連休前や仕事の余裕があるタイミングを選ぶと良いでしょう。口を大きく開ける動作(あくび・大笑い)を術後しばらくは控えてください。

③ 後戻りする場合がある(最重要リスク)

上唇粘膜切除術の中で最も注意が必要なデメリットが後戻り(再発)のリスクです。上唇挙筋群(上唇を引き上げる筋肉)が術後も再び発達した場合、徐々に唇が以前のように上がりやすくなってしまうことがあります。

また、ガミースマイルの原因が骨格や歯にある場合は、粘膜切除術だけでは根本解決にならず、後戻りのリスクが高まります。治療前に原因をしっかり診断することが非常に重要です。

⚠ 再治療(やり直し)について 上唇の内側の粘膜には限りがあるため、再治療できるのは1回程度が限度です。「後戻りした」「笑うと傷口が見えてしまう」などのトラブルが発生してからやり直しを希望されるケースも多く報告されています。初回の治療で適切なクリニックを選ぶことが最も重要です。
💡 後戻り防止のために 術後の定期的な経過観察と、クリニックから指導される口角トレーニング(筋肉の過剰発達を防ぐエクササイズ)を継続することが後戻りリスクの軽減につながります。

④ うっすらと傷口・瘢痕が残る場合がある

手術は口の内側(上唇裏)で行うため、外側から傷跡が見えることはありません。しかし、外科処置の特性上、結合組織の増殖による瘢痕(傷跡)が形成されるリスクがあります。多くの場合は術後数週間〜1か月程度で粘膜も目立たなくなりますが、まれにうっすらと傷跡の感触や見た目が残る場合があります。

また、施術量や切除位置が適切でない場合、「笑うと傷口が見えてしまう」といったトラブルが起きる可能性もあります。これはクリニックの技術力・経験値に依存するリスクです。

💡 対処法 症例数が豊富で、患者ごとに最適な切除量・切除位置を精密に設定できるクリニックを選ぶことで、このリスクを大幅に軽減できます。

⑤ 一時的に引きつった感じがする場合がある

術後しばらくは、上唇が「引きつる」「突っ張る」「違和感がある」といった感覚を覚える方が多くいます。これは粘膜が短くなることで生じる感覚で、多くの場合は術後1〜2週間で改善します。

また、術後1週間程度は創部が安定するまで口唇の動きが制限されるため、大きく口を開けたり、強く唇を動かしたりすることが難しい期間があります。口角が一時的に引きつったように感じたり、内出血が生じたりすることもありますが、これらは一過性のものです。

💡 対処法 引きつり感が長期間続く場合や、左右の動きに大きな差がある場合は速やかにクリニックへ相談しましょう。適切な経過観察が重要です。

治療の流れ

1

無料カウンセリング

ガミースマイルの原因を診査。骨格・歯・筋肉のどこに主因があるかを丁寧に診断し、上唇粘膜切除術が適応かどうか確認します。希望する仕上がりと粘膜の制限量のイメージを共有します。

2

麻酔

まず表面麻酔ジェルを塗布し、その後局所麻酔を注射します。表面麻酔を先に行うことで注射の痛みを大幅に軽減します。

3

粘膜切除・縫合(約30〜60分)

上唇と歯肉の間の粘膜を帯状に切除し、調整した位置で縫合します。傷口は口の内側にあるため外から見えません。

4

術後ケア・経過観察

腫れは3日〜1週間でひきます。術後1〜2週間後に抜糸を行い治療完了となります。口唇の動きを制限するため激しい口の動作は控えます。

5

定期的なメンテナンス

後戻りリスクを最小化するため、定期的な経過観察と口角トレーニングを継続します。

術後の注意事項

メリット・デメリット・リスク まとめ

✅ メリット

  • 手術時間が短く通院回数が少なくて済む
  • 上唇を持ち上げる筋肉が原因のガミースマイルに最適
  • スマイルラインを美しく整えられる
  • 骨格に原因があるガミースマイルも改善する
  • 笑った際に上唇が薄くなることを防げる
  • 傷口が口の内側のため外から目立たない
  • 局所麻酔で対応でき入院不要

⚠ デメリット・リスク

  • 術後に腫れ・痛み・内出血が出ることがある
  • ダウンタイムが約2週間ある
  • 後戻りする可能性がある(最重要)
  • 瘢痕・傷跡が残る場合がある
  • 一時的な引きつり感・運動制限が生じる
  • 再治療は1回程度が限度
  • 骨格・歯が原因の場合は効果が限定的
⚠ リスクについて 術後の痛みは鎮痛剤でコントロール可能ですが、腫れ・内出血は1週間程度続くことがあります。後戻りが起きた際には再治療をご希望いただくケースもありますが、上唇の粘膜には限りがあるため再治療は1回程度が限度です。最初から適切なクリニック選びが最も重要なポイントです。

ガミースマイル治療法の比較

ガミースマイルの治療法はさまざまです。原因に合った治療法を選ぶことが重要です。上唇粘膜切除術の位置づけを他の治療法と比較して確認しましょう。

治療法手術時間ダウンタイム持続性後戻り傷跡
上唇粘膜切除術30〜60分約2週間長期△ あり口内
ボトックス注射5〜15分ほぼなし4〜6ヶ月× 必ず戻るなし
歯冠長延長術30〜90分1〜2週間長期○ 少ない口内
歯列矯正長期間継続的長期△ 保定次第なし
骨切り手術2〜4時間数週間〜月長期○ 少ない口内

上唇粘膜切除術は、ボトックス注射と比較して効果の持続期間が長く、骨切り手術と比較して身体的負担が少ないという位置づけです。ただし、後戻りリスクがゼロではないこと、外科処置であることは覚えておく必要があります。

デメリットを最小限にするクリニックの選び方

よくある質問(FAQ)

上唇粘膜切除術は後戻りしますか?
後戻りの可能性はあります。上唇挙筋群が術後も再び発達した場合や、ガミースマイルの原因が骨格・歯にある場合は後戻りしやすい傾向があります。術後の口角トレーニングと定期的な経過観察で後戻りリスクを最小限に抑えることが大切です。また、再治療(やり直し)は粘膜の限りがあるため1回程度が限度です。
ダウンタイムはどのくらいですか?
術後の腫れは3日〜1週間程度でひくことが多いです。傷口が安定する(抜糸を行う)まで約1〜2週間が目安のダウンタイムです。口の内側の粘膜は回復が比較的早く、術後数週間〜1か月程度で傷も目立たなくなります。
傷跡は外から見えますか?
手術は口の内側(上唇裏)で行うため、外側から傷跡が見えることはありません。ただし、切除量・切除位置が不適切な場合、笑ったときに傷口が見えてしまうトラブルが起きることがあります。経験豊富なクリニックを選ぶことが重要です。
人中(じんちゅう)が長くなりますか?
上唇粘膜切除術によって人中が長くなることはありません。手術は口の内側の粘膜を操作するもので、外側の皮膚には影響がないため、人中の長さは変化しません。
ガミースマイルに上唇粘膜切除術以外の選択肢はありますか?
はい、ガミースマイルの治療法はさまざまです。原因が筋肉の場合は上唇粘膜切除術のほかにボトックス注射が選択肢になります。骨格が原因の場合は骨切り手術、歯茎の過成長が原因の場合は歯冠長延長術(歯肉整形術)、歯並びが原因の場合は歯列矯正が適応となります。まずは正確な原因診断を受けることが最も重要です。
費用はどのくらいかかりますか?
上唇粘膜切除術は自由診療(保険適用外)となります。クリニックによって異なりますが、一般的な相場は20万〜35万円程度です。費用についてはカウンセリング時に詳しくご確認ください。なお、医療費控除の対象となる場合があります。

監修医師紹介

飯島実院長
院長 / 審美歯科専門医
飯島 実
Dr. Minoru Iijima
📰 ニューズウィーク 世界の最新医療 2026 掲載
🎓 米UCLA歯学部 留学・5プログラム修了
🦷 AACD(米国審美歯科学会)正会員
🏛️ 日本歯周病学会 正会員
🏛️ 日本審美歯科学会 正会員
👑 東京歯科ガミースマイルスタディグループ 会長
👑 東京歯科審美歯科スタディグループ 会長
📺 TBS 等 テレビ出演多数
日本大学松戸歯学部卒業後、東京医科歯科大学病院・赤坂美容クリニック・ニューオータニ歯科診療部長を経て、米UCLA歯学部に単身留学。インプラント外科・審美歯科・疼痛管理など5プログラムを修了。帰国後、湘南美容外科グループ審美歯科部長を経て2014年より表参道デンタルクリニック院長。ガミースマイル・審美歯科の2スタディグループ会長として国内の術式研究・普及にも取り組む。
経歴
  • 日本大学松戸歯学部 卒業
  • 東京医科歯科大学病院 勤務
  • 都内審美歯科医院 → 赤坂美容クリニック
  • ニューオータニ 歯科診療部長
  • 2007米UCLA歯学部 留学 インプラント外科・審美歯科・疼痛管理ほか 5プログラム修了
  • SBC湘南美容外科 審美歯科部長・審美歯科責任者
  • 2014〜表参道デンタルクリニック 表参道審美歯科 院長(現職)
UCLA 修了資格 2007年 取得
Certificate of Oral Surgery Preceptor Program(歯科インプラント外科・再生医療)
Verification of Achievement in Aesthetic Dentistry(審美歯科)
Orofacial Pain Associates — Narcotics and Pain Management(疼痛管理)
Infection Control and California Practice Act(感染管理)
Evidence-Based Dentistry(根拠に基づく歯科医療)
Dental Ethics for a Changing Profession(歯科倫理)
所属学会・スタディグループ
🏛️
American Academy of Cosmetic Dentistryアメリカ審美歯科学会(AACD)正会員
🏛️
Japanese Society of Periodontology日本歯周病学会正会員
🏛️
Japanese Academy of Esthetic Dentistry日本審美歯科学会正会員
👑
Tokyo Dental Gummy Smile Study Group東京歯科ガミースマイルスタディグループ会長
👑
Tokyo Study Group of Aesthetic Dentistry東京歯科審美歯科スタディグループ会長
メディア・掲載実績
最新掲載
2026年 ニューズウィーク日本版「世界の最新医療 2026」に掲載。国際的に認められた最新治療を提供する専門医として紹介されました。
2010TBSテリーの実話ナイト — ホストの整形について
2011TBSサンデージャポン — ホスト整形 その後
2011TBSNスタ — 東條ナナさんの美容整形について
2016TBSビビット — 美容歯科治療について
2026雑誌ニューズウィーク — 世界の最新医療 2026
本ページの情報は上唇粘膜切除術・ガミースマイル治療に関する一般的な情報提供を目的としたものです。実際の治療内容・費用・リスクは個人差があります。必ず担当の歯科医師にご確認ください。